教職。2

本格的な模擬授業をやらせてもらえるまでになりました。
2年の後期です。しかしながら、私の教職で取りたい科目は一科目で尚且つ高校だけなのでやっぱり授業をやらせてもらう期間は短いわけで、そして授業なんてなれの問題なわけです。

前回は情報化社会についての発表、そしてその後学習指導案作り（政経の市場経済と、GDPの範囲2種類）そして後期の授業で教科書を渡されそこからの授業づくり、今回は為替相場についてを選択しました。

必死に授業を作って、模擬授業をやって、でも駄目駄目で正直落ち込みました。客観的に見てもぐだぐだで前後のつながりが見えにくい物だったと思っています。授業だから、と教科書にとらわれたのが敗因に思えました。
授業の流れを作っていく中で、私はどうしても現在の制度からやりたかったんですが、教科書はどの教科書を見ても過去からしかやっていなかったので泣く泣く過去からにあわせたらつなぎがぐちゃぐちゃになりました。
後は黒板慣れをしていなかったこと、何処から書けばいいのかが分からなくなりました。あんなに黒板が憎くなったのは後にも先にもこのときだけだと思います。
そして先生に指摘されたこと、もっと前の流れからやればよかった。固定為替相場が導入されたところしか教科書は取り扱っていなかったんですが、過去からなら、やっぱりイギリスの金本位制でWW1のところかやるべきだった。
まぁ、初めてだったし、次頑張ろう。くそみたいな授業はもうやりたくない。

と、反省は此処までにして、
この作った授業にも指導案があって、指導案を作る際に必ず毎回やるんですが、様々な教科書の同じ箇所をコピーし、見比べる。そうすると本当に大切なことが見えてくるんですが、今回の場合殆ど見えませんでした。理由は為替相場制についてきちんと説明している教科書が殆ど無く、金本位制の説明が無い教科書ばかりだった。しかも変化等が起こった年代と名前だけでどういう背景でその事件が起こったのかについて記されていたのは見た教科書のうちのたった1つ、これはありえないでしょ？しかも今現在何処の国の通貨も変動してるよ☆としか読み取れないような内容、私も調べるまでそう思っていた。違うじゃないかｗｗ
WW2のち、金ドル本位制、固定相場になったのはアメリカが「俺強いんだぜ」って主張したいがためで、その後の色々なニクソンショックなどどたばた騒ぎはアメリカが「やべえええｗｗにほんとかつよすｗｗ」って思ったからでしょ。変動相場制になったせいでブラックマンデーも起きたのにそれについても記されていない。穴だらけでもうどうしたらいいかわから無い。それをどうにか生徒に教えていくのがきっと教師の役目なんだろうけれども。