すまない・・

2007年12月16日 日々常に
突発的になぜかヒノ敦が書きたくなりました。
なにこの病。

ハローセイトウ、グッバイとか無駄な感じの片仮名が並んだ台詞みたいなので書きたいです。でもレポートのレイアウトを考えようと思っているので無理そうです。苦しいぜ。

・・・・・・・・・・ひと段落したら無駄に沢山ある書きかけをどうにかしたいと思います。
ああああ、UPできないぐらいのネタにしか過ぎないものが多数ありすぎる・・くそお。(泣

以下は某SNSでのフライングレイのSSです。

両思いじゃないよ。片思いでもないけれども、

笑った顔が思ったより綺麗だった。ため息をついているよりそっちの方がいいわ、と、私が言うと彼は少しだけ照れたように頬を掻いた。そんな仕草さえも見逃さず捕らえる自分はかつて恋をすることを恐れていたのではないか、今も恐ろしいかもしれない。けれど私が本当に恐れているのは得体の知れない行為を浴びること。
少しだけ煙たい葉巻の香りを肺いっぱいに吸い込んで、私は思い切って笑ってみた。笑った顔、彼の苦笑じゃない笑顔を見たかったから、見たいって愚かなことをするのは私には向いていないんじゃないかしら?行為で、察して頂戴よ。

「グレイ、」
「なんだ?」
「ため息は一日二回にしない?」
「一日とはどこまでのことを言っているんだ?」

意地悪そうな目つきが私を襲う。その目、いつも私を見透かしそうになる。手で覆えてしまえばいいのに、目隠しをして会話を交わすことが出来たらいいのに、彼の大き目の骨ばった手が私の額あたりに触れる。剣を握る所為か手に平が少し硬く、皮膚が私の髪に引っかかる。それさえも気持ちがいいと思ってしまう私はこの人に甘えている?甘えることなんて、

「気持ちの問題だと思うわ。そういう気持ちで居るだけで違う、でしょう?」

綻んだ顔を浮かべてしまう。この人に私は問いかけている。いつも真摯に聞いてくれるから、言った言葉が全部無駄にならないから、それはなんて美しいことなのだろうと思う。まるで理想がここに具現化しているみたいだ。けれど、理想どおりでないから現実であり、どんな人にも利点と欠点が存在する。

「・・ち、違うかもしれないが一日とはどこまでの・・」
「だから・・気分だって、ハートの国で言ったら三時間帯変わるとかよ」

彼の手の感触を浴びながら言う、困惑した彼の顔を覗き込むように首をかしげた。居場所がなくなった彼の手が宙をさ迷う。それをちょっとだけ笑いながら、

「ね?やってみない?」

答えは聞かない。
否と言う答えだけが私に聞こえる酷く都合のいい耳をこの時だけ持とう。そんな馬鹿らしい甘え、それさえもあなたが許してくれると言うのならば。

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